矢島 康弘 / Yasuhiro Yajima

2022/04/12 18:55










「ワールド・アート・ドバイ(World Art Dubai)」は2015年より開催されている中東最大規模のアートフェアとして、毎年参加ギャラリー数は増加し、MoMAやロンドンのテートモダンといった欧米の美術館からもキュレーターも多数視察に訪れるなど、世界的にも注目が集まっているアートフェアになります。


今年の展示作品は「幻獣」をテーマに四神、麒麟、龍神を描かせていただきました。


出展前は宗教的な考え方など日本とは異なる文化の方々が、これらの作品をどのような視点で見られるのかという不安もございましたが、蓋をあけてみれば非常に沢山の反響をいただき、大変貴重な経験をさせていただきました。

実際に現地に赴いて感じたことは大きく3つです。


1.絵を見る視点は日本人とあまり変わらない
「自分が良いと思うかどうか」という視点でみなさんアートを楽しまれているなということを各国の方々と交流させていただく中で感じさせていただきました。

むしろ、日本の方以上に「周りの人がどう思っているか」という視点を一切気にされない方が多いと感じました。


2.絵を楽しんで描いている
技法などにとらわれることなく、自身の完成のままに作品を作られている方が多く、非常に多くの刺激をいただきました。


3.運命の出会いで世界は変わる
「この絵が良い」と思ったら、作家の実績などは気にせず絵を購入される方が多い印象のため、極端な話、王族の方がふらっと絵を買われていくなんてことも普通に起こりうる状況でございました。


そのため、作家は自分の作品と自分自身を信じて作品を作り続けていくことが大事だなと改めて感じさせられました。


また、話は変わって、World Art Dubai では今年から近年話題のNFTのブースも用意されておりました。
NFTについては僕自身も色々と仕掛けていきたいと思っておりますので、今後の活動内容とともにちょこちょこ情報発信していければと考えています。

また記事を更新いたしますので、引き続きよろしくお願いいたします。